国連などを中心に、世界の人口予測が出されています。
先進国を中心に人口減少していて、今人口が増えているのはインドと東南アジアでしょうか。
しかし、インドもずっと増加していく訳ではありません。
主に増えるのは、アフリカの人口です。
そしてアフリカも経済成長して、フランスや日本のペットボトルの水を買って飲むでしょう。
また、アフリカも経済成長して、パンだけでなく、肉や魚や高級食材も食べるようになるでしょう。
そこまでは同意してもらえるでしょうか?
その時、飲料水は足りるでしょうか?
飲料水は降雨量によって決まります。
海水の淡水化はコストが掛かって非常に高価なものです。
普通、河川の水が主な飲料水になり、降雨量が一定なら、供給できる飲料水の量も一定です。
また、小麦、米、トウモロコシ、牛肉、豚肉の生産量はどうでしょうか?
2100年に人口が、今の39.7%分増加する予測です。今の78憶人から109億人に増える予測です。
水と食料が、万一足りなければ、大きな混乱になります。
日本は水の点では有利です。
しかし、小麦やトウモロコシ、牛肉や豚肉は日本は多くを輸入に頼っています。
品不足になれば、価格は高騰し、お金持ちしか肉は食べられない。それだけでなく、小麦を使ったパンや麺類も高騰して庶民は食べられなくなる。
考えなければならないのは、日本の低所得層はコオロギや、昆虫、遺伝子操作小麦などを主食して、富裕層は肉と天然麦のパンを食べるという分離が生じるかもしれない。
アフリカでは経済成長が進んで、アフリカの富裕層はふんだんに水を買ったり、肉やパンを買って食べるでしょう。
しかし、庶民はどうなるでしょうか。