投稿者:ジュリア 投稿日:2006年 8月 5日(土)03時53分53秒 <ジュリアの靖国問題に関する考えを整理すると同時に、メディアの扱いについて論評したい。 第一に、今回、安部官房長官が靖国神社に参拝していたことに関し、メディアはこの事実に対し、[[中国、韓国の反発が懸念される。]]と付け加えているが、それは中国、韓国の反応が出てから報道すればいいことではないか??また、メディア側は、靖国神社のA級戦犯は、悪いことをした、という思い込みがあるのではないか??メディア側は、日本人自らがこうむった惨状には怒りを示さず、日本批判ばかりしているように見える。この様なメディアの態度は、中立性を欠き、また近代に明らかになって来た歴史上の事実に目をそむけるももであり、戦後GHQの日本悪玉説をそのまま鵜呑みにしているのではないか??メディアはそもそもGHQのしてきた占領政策と、プロパガンダ、情報統制についてもっと誠実に報道するべきではないか?? また、ジュリアの靖国問題に対する考えを述べれば、 1.参拝するかどうかは、基本的に個人の自由である。 2.中国、韓国がA級戦犯、A級戦犯と言っているが、百歩譲って東京裁判が、正当な裁判だったとしても、あの裁判は、主に太平洋戦争、日米戦争の戦争責任を追及しているものであって、日中戦争、日華事変の戦争責任を追及したものではない!従って、中国が日中戦争中の戦争指導者を嫌うというのなら道理が通るが、太平洋戦争の、米国に対して償う目的で開催された東京裁判のA級戦犯にこだわるのは道理にかなわない。 また、朝鮮も、日韓併合等や、日本総督府の行政責任、日本政府の行政責任を弾劾するというのなら、とりあえず趣旨はわかるが、日本が米国に対して戦争をした指導者を嫌う、というのはどうも変だ。 結局、中国も韓国も、A級戦犯というのを、自国に対して犯罪行為をした、と誤解しているのではないか??さもなくば、靖国問題を、日本メディアが自己批判しているのに乗じて外交カードとして有効活用しようという意図があるのではないか?? 3.東京裁判の罪の区分を示せば、これはナチスドイツへの裁判であるニュルンベルク裁判を模したものだが、A級犯罪とは、「太平洋戦争を起こし、遂行した政治的責任に対する罪」B級戦犯は、「太平洋戦争中に、実際に戦場で指揮を執った将校に対する罪」C級戦犯は「太平洋戦争中に無差別大量虐殺をした罪」と区分されている。 太平洋戦争中は、日本は対米戦争に忙しく、中国戦線は休戦状態に近く、また、朝鮮では戦争も、戦闘もなかった。それを考えると中国、韓国、日本メディアの靖国批判は、何を根拠にしているのか解らない。 4.昭和天皇がA級戦犯を靖国に合祀したから参拝しない、とのメモが発見されたそうだが、この昭和天皇の発言の趣旨は、「A級戦犯は、朕の忠良な政治指導者だったが、現在の対米関係への配慮を考えると、私が靖国に参拝すると外交上問題になるので、私は参拝しないことにした。」とも理解できる。その根拠は、開戦当時、東條英機は、昭和天皇のお気に入りで、そのお気に入りの東條がA級戦犯に指名されたからといって、東條をねぎらう気持ちが無くなることは考えにくいからである。> 【北京4日共同】中国外務省の秦剛副報道局長は4日夜、安倍晋三官房長官の靖国神社参拝について「日本側の報道に強い関心を抱いている」との見解を発表した。安倍氏参拝に関する中国政府の初めての公式反応。安倍氏を直接批判する文言や抗議と受け取られるような表現は避けた。 控えめな対応の背景には、次期首相最有力候補とされる安倍氏との対立を回避する狙いがあるとみられる。 副報道局長はさらに、A級戦犯が合祀されている靖国神社の参拝を中止することが「両国民の願い」と指摘。「中日関係を正常な軌道に乗せるため、日本が中国とともに一つの方向に向かって努力することを期待する」として日本の今後の対応を見守る考えを示した。 下の写真は、東京裁判でA級戦犯として絞首刑になった、広田弘毅外相。http://speech.comet.mepage.jp/note08/mint_364.htm |
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