2022.12.20 フリージャーナリスト の神保哲生さんは、TBSラジオに出演して、対人地雷禁止条約の舞台裏を暴露した。
昔から現在まで、米軍、在日米軍は対人地雷を保有している。
1997年、対人地雷禁止条約が国際的に結ばれようとしていた。
当然、アメリカなどは保有している以上、批准には反対していた。
また、恐らくは日本などの同盟国にも批准しないように圧を掛けていたでしょう。
時は橋本龍太郎内閣で、外務大臣の小渕恵三は、記者会見で、一部記者に「日本は対人地雷禁止条約を批准した方がいいのではいか?」と問われ、小渕は熟慮の末に、政治決断として、「そうだね」と発言した。
神保哲生さんの発言を聞いた限りだと、この発言は小渕恵三外務大臣の強い意向が働いたということだ。
当時の、日本の国家を支える政治家、財界、官僚は、暗黙の総意として、アメリカの意向に従うのは絶対という考えがあり、今でもある。
外務官僚は、小渕恵三外相のオタワ会議への出席を断念させるべく、ギチギチに予定を入れまくった。
それでも、睡眠予定時間だけは外務官僚も予定を入れられなかったため、小渕は強行してオタワ会議に出席し、滞在時間わずか20分の間に日本政府代表として、対人地雷禁止条約に批准した。
日本は批准した関係で、在日米軍などに、対人地雷を使わないように要請する立場になった。
しかし、これは飽くまで小渕の意向であり、多くの 政治家 財界 官僚 は アメリカ政府が批准していない以上、日本がおこがましく、米側にものをいうべきではない、という意見が大勢をしめている、とのことだった。