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① アドルフ・ヒトラーに関して、日本では彼が極悪人として語られる。
ヒトラーが極悪であったという言説は、日本だけでなく、アメリカや、ドイツでも同じである。
しかし、戦前のアメリカの新聞などは、ヒトラーの経済政策などを賞賛していた。
このことは、闇にほうむられているが、きちんと思い出す必要がある。
しかし、ヒトラーが何故、ドイツ国民から支持されたのか?
それは、主にヒトラーの公共事業が成功したからだ。
ヒトラーの公約は、「全ての国民に職とパンを!」だった。
第一次大戦後に巨額の賠償金を取られて、ハイパーインフレに陥っていたドイツ経済を復興させたのは、ヒトラーの巨大な公共事業だった。
また、ヒトラーの人気の一因は、彼が資産家を敵に回し、貧困を撲滅しようという、社会主義的政策を掲げたこともある。
多くの人は、ヒトラー政権になって、フォルクスワーゲンの車を所有できるまでに経済的に安定した。
② ユダヤ人差別と虐殺
ヒトラーとナチがユダヤ人差別をやって、虐殺をやったと言って非難されている。
しかし、これは完全に間違っている。
ローマ帝国によって、ユダヤ人は追い出され、世界中に散らばった。
その後、ヨーロッパ、スペイン、ドイツ、などのキリスト教諸国では、ユダヤ人を、非キリスト教徒として、差別し、弾圧し続けて来た。ヨーロッパ人は異教徒が大嫌いだった。
だから、ユダヤ教徒や、イスラム教徒を差別し、弾圧して来た。
そして、ユダヤ人の多くは、キリスト教徒が汚い仕事としてさげすんでいた、金貸し、金融業を生業とすることが多かった。
日曜日に仕事をする習慣のある、ユダヤ人はキリスト教のヨーロッパ人から、変人扱いされ、差別され、弾圧されて来た。
この歴史的文脈を踏まえると、ナチのユダヤ弾圧は、ヨーロッパ史的には正統な行為であり、やっぱりな、という行為だった。
戦後、ヨーロッパに住んでいたユダヤ人が、パレスチナに大量に移民したことで、ヨーロッパのキリスト教徒たちは、やらやれ、やっと外へ出て行って呉れたか。と安堵した。
現在でも、ヨーロッパキリスト教徒は、異教徒のユダヤ人を内心良く思ってない。
ただ、ユダヤ人が現在では世界の富の大きな部分を占めるに当たって、無視したり、悪口を言えない経済状況になった。
③ ヨーロッパ統一の野望 世界の覇権を争う野望
ヒトラーはヨーロッパを統一し、ドイツを盟主とする世界を構築しようとして戦争をした。
これを歴史的に考えると、ナポレオンが同じことを考えた。
ナポレオンは、フランスを盟主として、ヨーロッパを統一しようとして、大戦争を仕掛けた。
ヨーロッパ統一という野心は、ヒトラーとナポレオンはそっくりである。
また、チンギスハーンは、世界を統一しようとして戦争を仕掛け、今まで無敗だったヨーロッパキリスト教国の東部、モスクワ公国を支配し、ワールシュタットの戦い、でヨーロッパキリスト教国(ドイツ・ポーランド連合軍)に軍事力で、打ち負かした。
現在、アメリカは、世界の盟主を目指し、ウクライナの西側政権と協力してロシアと戦争をしている。
④ なぜ、ヒトラーが問答無用で 極悪人を言われるのか?
それは、戦勝国、アメリカ、イギリス、フランスのプロパガンダのせいだ。
戦勝国にとって、多くの死者を出しているのに、敵対国のドイツや、ヒトラーが、いいことをしていた、などということは絶対に認められない。
だから、アメリカ国内ばかりか、ドイツ国内の小学校・新聞、日本の小学校・新聞、でドイツは悪者で、連合国は正義だったと教えた。
それは、はっきり言って洗脳だ!
嘘も1000回言えば本当になる。
ナチスについて、自分で考える、そして世界史的に過去3000年間を俯瞰して考えた時、はじめて、ナチスとヒトラーをとらまえることが出来る。
小学校でナチとヒトラーは悪党だとならった。新聞とテレビがナチは悪党だと言っている。だから、ヒトラーは悪党だという結論に至るのは、陥りがちな罠だ。自分で資料を勉強して、自分で考えることで初めて、本当のことが解って来る。
※ 私はヒトラーの政策が全て善だったというつもりはないです。ただ、客観的な評価が、少なくともドイツと日本では行われいない、と言いたいだけです。
https://www.youtube.com/watch?v=0yivNfIEBzw&t=784s