

角川映画の薬師丸ひろ子さんの映画は、だいたい観ていたのですが、「メイン・テーマ」だけは、ツタヤに DVD も置いてなくて、ずっと観られなかったです。
Wウーマンの悲劇 とか、探偵物語はアクセスできたのですが、念願かなって、今日、「メイン・テーマ」を観ることができました。
全く期待していなかったので、意外と脚本もストーリーもそこそこ面白かった。
また、主役の薬師丸ひろ子 の顔芸がなかなかの見ものだった。
目と顔で、いろんな感情を伝えるのが得意なのは、薬師丸の特徴だ。
また、スカート丈や、衣装などなどからは、彼女の田舎のイモ姉ちゃん的なまぶしさを感じる作品だ。
それと、この映画を観て、気が付いた一番大きなことは、80年代の日本の豊かさだ。
そうだ。かつて、日本はこれ程までに、経済的に豊かで、その栄養で文化の花が咲いていた時代だったのだ。
最近のしょぼくれた日本の映像ばかり見ていると、かつて、日本がこんなにも経済的に恵まれていて、豊かで、文化も育っていた時代があったのだと、古い記憶がよみがえる。
薬師丸が、桃井かおりに、もっとプライドを捨てて、馬鹿になれと言われて、彼氏に対する態度を変えて、車の中でホテルに行くことに、OKを出すシーンはなかなかだった。
春の娘が、真夏の沖縄に立つ、甘酸っぱい二十歳の誕生日の出来事だった。