あまり大きく報道さらなかったが、北京で大きなイベントがあった。
3月10日の、サウジとイランの国交回復と友好関係の樹立だ。
サウジはもともとは親アメリカの外交を展開して来たが、中国に資本、技術、軍事を頼ることによって国の立て直しを進めている。
サウジとイランが手を取り合ったことで、イランの核開発はほぼ完成に近づいた。
ウラン濃縮は一定程度まで進めば、あとは簡単だという。もうその水準まで濃縮は完成している。
中国、サウジ、イランの三国同盟の結果、イランやサウジは中国から核関連技術の支援も得る可能性がある。
だた、イランは独自に既にほぼ完成している段階である。
この中国、サウジ、イランの三国同盟は、即ちアメリカの中東での撤退と、中東でのプレゼンスを失うことを意味している。
北京でのサウジ、イラン合意は、アメリカの凋落を印象付けるシーンであり、世界はアメリカ覇権から、多極分立への移行を暗示している。
c.f. ちなみに茂木誠先生の動画の中で、可能性として、安倍晋三首相は、日本の核武装の方策を検討する動きを見せたため、宗主国の手によって、暗殺されたと語られる。 宗主国は属国の独立につながる日本の独自核開発を暗殺によって阻止した形だ。
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イランとサウジアラビアが外交関係正常化で合意(北京)
(イラン、中国、サウジアラビア)
イランとサウジアラビアは中国・北京で3月10日、中国の仲介により、7年ぶりに外交関係を正常化させることに合意し、中国も含めた3カ国の共同声明を発表した(2023年3月13日記事参照)。
イラン側の交渉を担当した国家安全保障最高会議のアリー・シャムハーニー書記は、イブラーヒーム・ライーシー大統領の2月の中国訪問と習近平国家主席との会談が、イランとサウジアラビアの間に新しく、非常に真剣な交渉を形成するためのプラットフォームを提供したとした。
イラン外務省は翌11日、声明を発表。今回の合意により、イラン政府は、イラン国民、イスラム教徒、友好国、近隣諸国の利益を保護し、平和と包摂的な安定を促進するとした。また、この合意は、ライーシー政権が近隣諸国に配慮した政策を実行している結果だとし、イランとサウジアラビア、そして西アジアの他の国々の共通の利益を守るうえで、肯定的な結果を保証するものだとした。
ホセイン・アミール・アブドゥラヒヤーン外相も自身のツイッター上で、両国の関係回復は、両国、地域、そしてイスラム世界に大きな可能性をもたらすものとし、現政権が近隣諸国との外交を重視していることに触れ、この政策は正しい方向に進み続けており、外務省はこの地域でさらに積極的な措置を講じていくと述べた。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/4d648747ea6e7477.html