日本の中で資産(預金+有価証券、流動資産) 100万ドル(1.3億円)以上の人の人数は300万人。
 全人口の2.5%が富裕層になる。
 仮に、100万人の富裕層が東京23区に住んでいると仮定すると、東京では10%が富裕層ということになる。

 ちなみに、東京23区の年収1000万円以上の割合は 20%と言われている。
 全国平均での 年収1000万円以上の割合は、5% である。

 人種別の富裕層人口の割合を計算してみると。
 黄色系  20%
 白人系  66%
 黒人系  不明
 その他  11%
 
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日本で資産100万ドル(1.3億円)超をもつ「富裕層」は約300万人以上!円グラフで世界の富裕層の割合をみる
LIMO[リーモ]

 日本の富裕層といえば、ソフトバンクグループ社長の孫正義さんやファーストリテイリング社長の柳井正さんなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 クレディ・スイスの「グローバル・ウェルス・レポート 2021」によれば、日本で米ドル建てミリオネア(100万米ドル超の富を有する成人の数)は300万人以上いることが分かります。

 値上げや節電など耐えることが多い一方で、資産を増やす人も一定数いる日本。

 今回は世界からみた日本の富裕層の人数や割合などを詳しく見ていきましょう。

 世界から見る、日本で100万米ドル超をもつ富裕層の割合

 同資料より、まずは2020年の国別の米ドル建てミリオネア(100万米ドル超の富を有する成人の数)の割合と人数を確認しましょう。

【富裕層】100万米ドル超をもつ成人の人数と割合

  全体:5608万4000人

 1.アメリカ:2195万1000人(39%)
 2.中国:527万9000人(9%)
 3.日本:366万2000人(7%)
 4.ドイツ:295万3000人(5%)
 5.イギリス:249万1000人(4%)
 6.フランス:246万9000人(4%)
 7.オーストラリア:180万5000人(3%)
 8.カナダ:168万2000人(3%)
 9.イタリア:148万人(3%)

 世界でみると資産100万米ドル超をもつ富裕層が約5608万人。

 そのうち日本は約366万人と7%を占めています。

 アメリカは約4割、中国で約1割とこの2カ国でおよそ半数を占めますが、次いで日本となると想像以上に多い印象があるのではないでしょうか。

 長年上がらない日本の給与や社会保険料の負担増、数々の値上げなど生活が苦しい話題が多い一方で、世界から見れば日本には富裕層が多いのも事実のようです。

 ちなみに同調査では、2025年に日本のミリオネアは541万1000人までに増加すると推計されています。

 世界の富も2025年までに39%増加し、583兆米ドルに達すると予測されています。

 [日本の「富裕層の割合」2000~2020年の推移を確認]

 同資料によれば、世界の成人のうち米ドル建てのミリオネアは約1%です。

 ただ先ほどみて分かる通り、国によってミリオネアの割合は異なります。

 2000~2020年の国別のミリオネアの割合を確認しましょう。

 2020年のミリオネアの割合をみると
  
 「スイス(14.9%)」「オーストラリア(9.4%)」「アメリカ(8.8%)」「香港特別行政区(8.3%)」

 「オランダ(7.7%)」「スウェーデン(7.3%)」と続きます。

  日本は2020年に3.5%で、イタリアやスペイン(ともに3%)と同水準です。

 [日本のミリオネアの割合の推移]

 ・2000年:2.3%
 ・2005年:2%
 ・2010年:3.7%
 ・2015年:2.2%
 ・2020年:3.5%

日本のミリオネアは2000年より2~3%の割合で推移しています。

 約50世帯に1世帯ほどですね。

 一方で、中国(0.5%)のように、ミリオネアの人数は多くとも人口が多い国は割合が低くなっています。

 [大人1人当たりの富の平均値と中央値]

 先ほどの表を見てわかる通り、富裕層の人数が多くともその国で占める割合は大きく異なります。

 国別の大人1人当たりの資産に関しても、平均値と中央値も見ていきましょう。

 日本:成人1人あたりの資産(2019~2020年の変化)

 ・平均値:18位 256600米ドル(+17140米ドル)
 ・中央値:11位 122980米ドル(+7630米ドル)

 まず平均値では、日本の大人1人あたりの資産は 256600米ドル(1ドル105.82ドル※として日本円で約2715万円)。

 国別に見ると1位からスイス、アメリカ、香港特別行政区、オーストラリア、オランダと続きます。

 平均値と中央値では傾向が異なり、中央値のランキングは富の不平等が少ない国が上位にきています。

 日本に中央値は11位で122980米ドル(1ドル105.82ドルとして日本円で約1301万円)。

 国別の中央値は1位からオーストラリア、ベルギー、香港特別行政区、ニュージランド、デンマークとなりました。

 ※参考:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「前年の年末・年間平均」によると、2020年の年間平均は105.82ドル。

 日本の平均値と中央値の差は約1400万円(1ドル105.82ドルで試算)となり、中央値よりも大きな金額となりました。

 世界から見ればそこまで不平等とは言わないまでも、やはりその差は大きなことが分かるでしょう。

 [まとめにかえて]

 日本にも富裕層は一定数おり、2025年には約175万人増加すると考えられています。

 お金に関する不安なニュースが多い中でも着実に資産を増やす人はおり、今後も増えていくでしょう。

 富裕層といわれる人たちと一般人では違いも多いように感じますが、今回のような統計をみると、貯蓄や資産を増やすには節約だけではなく、他の方法もあると実感させられるのではないでしょうか。

 参考資料
 
 ・クレディ・スイス「グローバル・ウェルス・レポート 2021」
 ・三菱UFJリサーチ&コンサルティング「前年の年末・年間平均」

  宮野 茉莉子

   https://news.yahoo.co.jp/articles/87530815f47798af71e5e64738de657db884c36a?page=1

失われた30年  GDPの推移  日経平均の推移  物価の推移  デフレ  平均所得 
 所得の中央値  所得の最頻値  平均年収の推移  各国の時給の推移  各国の購買力平価 
 安い日本  非正規雇用  構造改革  民営化  グローバリズム  MMT  リフレ派 
 積極財政  新自由主義  人口減少  レジ袋有料化  少子化  非婚化  結婚できない  
 非正規雇用  出生数の推移  国連人口統計  出生率予測  フランスの出生率  
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 不正受給  神川町役場  社会福祉課  福祉課

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