昨日の、ラジオ、「蔦信彦 人生百景」で、外国人の技能実習生は、現代の奴隷だという話があった。

 それはその通りなんですけど、私たち日本人が安い値段で野菜が食べらるのは彼らが日本人の賃金の半分の給料で働いて呉れてるからだ。

 彼らが労働基準法の定める最低賃金の半分で働いてくれてるから、日本人は安く食事が出来、いろいろな面でメリットを享受している。

 そのような労働基準法や、人権をかえりみない労働というのは良くないです。そして、改善された方がいいでしょう。

 ただ、そう簡単に行くものではないのも事実です。

 それは、もう既に日本の経済は、彼らの激安の労働力をあてにして、経済システムが成り立ているので、それが無くなれば、倒産するような自営業者や、中小企業も多く存在する。

 
 

 また、この様な仕組みというのは、日本の一般人にも多かれ少なかれ見られる構造なのだ。
 
 一言でいうなら、弱肉強食ということだ。

 
 日本人社会一般が、弱肉強食で、弱い立場の人は、いじめられたり、経済的に弱い立場に追い込まれたりしている。

 技能実習生がどうのと言う前に、日本の社会構造が弱肉強食で、「反発したり、抵抗する人」には賃金を増やしたり、ケアを与えるけど、反発しない人には多少違法なことでも、暴力的な扱いや、割り引いて給料を与えることは、一般に見うけられる。

 それどころか、この「弱肉強食=強い人が弱い人から財や富を取る」ということは世界中で見られる一般的光景だとは思いませんか?

 まるで日本人だけが鬼の様にいう人も居ますけど、歴史を振り返って見れば、西洋白人は、黒人やインディアン、日本人などに対して奴隷的扱いをして来ませんでしたか?

 いえ、現在の欧米でも、弱い立場にある少女を売春宿に売り飛ばして、一回 30000円の収益を上げて、その少女の分け前は5000円ということは、存在しませんか?

 こういう、弱者を使って利益を上げるという仕組みは、日本だけのことではなく、白人西洋でも現在も見られますし、アフリカの奥地でも広く見られる光景です。

 私は、技能実習生制度は、人権違反だと思います。

 けど、この問題は技能実習の問題だと言って、片付けるのは物事を矮小化していると思います。
 
 もっと広く、日本と世界で、立場の弱い人を利用した商売というのは、極普通に成り立っていて、それらの多くは、「はぁ?それが何か?」で済まされていることです。

 目を開いて、広く広く観察し、思考することが大事だと考えます。

失われた30年  GDPの推移  日経平均の推移  物価の推移  デフレ  平均所得 
 所得の中央値  所得の最頻値  平均年収の推移  各国の時給の推移  各国の購買力平価 
 安い日本  非正規雇用  構造改革  民営化  グローバリズム  MMT  リフレ派 
 積極財政  新自由主義  人口減少  レジ袋有料化  少子化  非婚化  結婚できない  
 非正規雇用  出生数の推移  国連人口統計  出生率予測  フランスの出生率  
 移民政策  介護人材  外国人労働者  大東亜戦争  自衛隊  高崎市役所  生活保護  
 不正受給  神川町役場  社会福祉課  福祉課

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事