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宮台真司先生の『現代の若者が性愛を欲しない』現状を踏まえて少子化を考える

少子化について、宮台真司先生の動画を見ていた。

 宮台先生が学生や若者と話していて気になっているのが、若者たちの結婚や恋愛や、性愛、セックスに関する意識と行動の変化だ。

 1990年頃は、リアルに交際し、セックスし、その結果として結婚に至るという経過が見られた。

 しかし、現代の若者は、結婚はしたい。できれば30歳までに結婚したい、という。

 しかし、恋人は当面必要ない。セックスも必要ない。という人が多い。

 性的な欲求は男女ともに、自己処理している。

 恋人なんて、コストパフォーマンスが悪い、という。

 セックスにも興味がない。セックスをするには、異性との面倒なやりとりを重ねる必要がある。

 だから、そんな面倒なことをするくらいなら、セックスは要らない、となる。

 ただ、結婚は別で、何となく将来は結婚するのだろうと思っている。

 1990年頃と、2020年では、若者、20代の男女のセックス、性愛に対する向き合い方、熱量が全く違って来てしまっている。

 極端なことを言えば、セックスをなしの結婚の方が楽であり、好ましい、ということになる。

 
 今、少子化で、予算を付けようという動きもあって、一定の効果はあるだろうが、若者がセックス、性愛を面倒で、コスパが悪いことだと考えている現状を踏まえると、ただお金を使っても無駄金になりかねない。

 
 根本的に、セックスしないと、子供、赤ちゃんはできない。

 でも若者はセックス、性愛に興味がない。

 この辺を考慮に入れて、日本国の人口の推移に即した、国の在り方、国の運営方針を作って行かなければならない。

 
 ただ単純に予算を付けてもダメ。

 
 日本人、そして現代社会の人間にとっての、幸福な人生とは何か?を根本的に考えなければダメだ。

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