プーチンは、本気で北方四島を日本に返還する用意があるのではないか?

 何度目かのプーチン、安部会談で、北方四島の帰属に関する話し合いが持たれ、日本のテレビ新聞も、プーチンが「引き分け」とっているのだから、少なくとも二島、できれば三島が返ってくることを期待した。

 その安部-プーチン会談の中で、北方四島返還の前提条件として、プーチンが求めたのは、北方四島に対ロシア向けの兵器と、軍隊を置かないで欲しい、ということだった。

 これが最大の課題だとプーチンは言った。

 
 ただ、逆に言えば、北方四島に軍を置かなければ、四島は日本に返還される可能性があると、プーチンは言っている。

 これは、自衛隊だけでなく、アメリカ軍も当然入ってはならない、という保証が必要だ。

 アメリ軍が国後にサハリン向けのミサイルや、飛行場を持つことをロシアは恐れている。

 プーチンが同時通訳で言及したのが、日米安全保障条約の存在だった。

 日米安保は対等な軍事同盟ではなく、アメリカのみが日本を保護する義務があり、日本はアメリカ本土その他を守る義務はない、偏った条約である。

 これは、何を意味するかというと、アメリカが親、日本が子供という立て付けの軍事条約だ。

 プーチンが指摘したのは、北方四島を返還したら、もし日本が日米安保を維持するなら、アメリカが国後に軍事拠点を置きたいと、日本政府に要求されたら、日本政府は現状では拒否できませんよね?

 この問題が解消されれば、ロシアは日本と北方四島の返還に前向きに動きます、とプーチンは同時通訳で語った。

 つまり、プーチンは、

    ① 日本が日米安全保障条約を改定、もしくは破棄する。

    ② 日米安保を維持しても構わないが、日本政府がアメリカ政府に対等に物が言える状態になった上で、毅然としてアメリカに北方四島にアメリカ軍が入ることを日本政府は断固として拒否する。

    この何れかが達成された段階で、正式に日露は北方四島の返還の交渉を開始できる、と語った。

  私は、プーチンの意見と、日本の国益は一致すると思う。

 
  日本政府としては、東京都の横田基地をまず返還してもらい、日米安保条約を対等な条約に改変し、日本政府が北朝鮮並みにアメリカ東海岸を含むあらゆる都市に核ミサイルを落とせる能力を保有し、完全に日米が対等な関係になった上で、ロシアと北方四島の返還の交渉をするめるべきだと考える。

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