伊藤貫さんは、米国に住んでいて、日本を冷静に見ている。
私は伊藤貫さんの発言を重視している。
幾つか大事なことを言っている。
① 日本の総理大臣、外務大臣、外務官僚、財務官僚は、アメリカ政府や国務省などが明白な嘘を言っても反論しない。
日本上層部はアメリカに反論しない。
日本上層部は、アメリカに言われたことを、全く正しいこととして、国民とメディアに公式記者会見で発表する。
日本上層部が、なぜそうするのか?その理由の一つは、出世の為である。
日本の政治家、官僚、マスメディア、テレビは、アメリカに従っていて居れば出世できる構造になっている訳です。
また、世界史の茂木誠先生によれば、総理だろうと、アメリカに従わない方針を取れば、アメリカの圧力で逮捕される。
そのいい例が田中角栄総理だと、茂木誠先生は語った。
② 日本政府はアメリカ国債を大量に買っている。
そして、日本政府は基本的にアメリカ国債を売らない。
日本がアメリカ国債を売れば、アメリカ国債は暴落するから、売れない。
つまり、これは日本政府と日本人はアメリカ政府とアメリカの上層部に対して毎年納税をしているということです。
もっとも、日本が属国なのだから、それもむべなるかな、という所だ。
③ 台湾沖縄有事で、中国、北朝鮮が連携して、米軍基地以外の都市に原水爆を数発落とした場合、アメリカ軍はどうするか?
もし、アメリカが中国に核ミサイルで反撃すれば、第三次世界大戦になります。
もっともあり得るシナリオは、アメリカは日本に対する経済的な支配権を確保できることを条件にして、中国共産党と手打ちをsるでしょう。
アメリカは、日本が核攻撃されて、数十万人に被害がでても、アメリカ人に被害がなければ、反撃しません。
日本は数駒ですよ。
そして、アメリカの約70年の基本方針として、日本には核兵器は持たせない、という強力な基本方針がある。
④ それに対して、フィリピンはどうですか?
フィリピンのデゥテルテ大統領は、トランプ大統領と対等に口をきいていますよ。
それは、フィリピンは第一に安全保障をアメリカに依存していない、独立国であり、自分の軍隊で時刻を守っているからだ。
また、フィリピンには、アメリカが甘い汁を吸うだけの、余力がないから、結果としてフィリピンとアメリカは対等にならざるを得なかった。
何でもずけずけと、フィリピンの大統領はアメリカ大統領にいい、時には喧嘩腰で意見を言う。
フィリピンに出来ることは、当然日本にも出来るんですよ。当たり前ですけど。
ただ、対等に物を話すには、日本の総理、官僚、が日本人としてのプライドを持つことが必要です。
ただ、そのプライドを持っている人は、今の所。田中角栄ぐらいしかいなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=Y3oFn3jjJ0o