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東京都小池知事、私立中に通う生徒に年10万円

東京都が、都内の私立中学校に通う生徒の授業料について、年間10万円の助成を検討している。

 1月19日、小池百合子都知事は都庁内で都議会自民、公明両党の幹部と面会。

私立中学に通う生徒の親の年収が910万円未満の場合、都が助成するように求められた小池氏は「急ぎ検討する」と回答した。

 4月に始まる2023年度からの導入に、前向きな姿勢を示したという。

 東京都の「公立学校統計調査報告書」によれば、2022年度の都内の中学生は31万3364人。

 そのうち私立中学の生徒は、25.5%にあたる7万9896人となっている。

 とくに都心部での私立への進学率は高く、教育熱が高いことで有名な文京区では、50%近くになっているというデータもある。

 東京都では、2023年度から0~18歳以下の子供全員を対象に、月額5000円、年6万円を給付することが決まっている。

 また、2歳までの第2子の保育料無償化が10月からスタートする。

 次から次へと出てくる東京都の「助成」。

 これらを評価する声は多いが、冒頭の「私立中授業料10万円助成」については、そうでもなさそうだ。

 SNSでは《SAPIXに300万円払ってわざわざ私立中学に通うような家庭に10万円配るより、公立中学に通う子供や家庭の支援に回したほうが良いのでは…。》

《なんで私立中学の学費助成すんねん・・・。公立中の教育レベル上げるのに金を使えや》

 といった、まずは公立校との格差をなくすべきだという意見だ。

 さらには《補助金がどんどん出ますね。2024年の選挙を睨んででしょうが》

 《なんだこの選挙前のばら撒き》など、次期都知事選や4月の統一地方選を見据えたバラマキとの批判もある。

東京都、今度は私立中に通う生徒に年間10万円助成「行政が格差を広げてどうする」「愚策中の愚策」猛批判
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