(原文)
 さまことなる山の姿の、紺青(こんじょう)を塗りたるやうなるに、

 雪の消ゆる世もなくつもりたれば、色濃き衣(きぬ)に、白き衵(あこめ)着たらむやうに見えて、

 山のいただきのすこし平らぎたるより、煙は立ち上る。

 夕暮は火の燃えたつも見ゆ。

(現代語訳)

 世間並でない山の姿の、紺青の色を塗ったようであるところに、

 雪が消える間もなくつもっているので、色の濃い衣に、白い衵を着ているように見えて、

 山の頂が少し平になっている所から、煙が立ち上っている。

 夕暮は火が燃え建つのも見える。

 この文章は平安朝に書かれた「更級日記」の一節で、主人公の娘が父の赴任地の千葉県から、京へ移る移動の際に直接、目にしたことです。
 

 この文章を読んで、みなさんはどう思いますか?

 私は怖くて、恐怖を覚えますよ。

 大きな大きな富士山が、もくもくと煙を出しているのですよ。

 そして、夕暮れには火が見えるって!?

 怖くないですか?

 調べて見ましたら、平安時代は富士山が大小含めて何十回も噴火していた時代だったとのことです。

 そんなに頻繁に噴火していたなら、この少女は人からその話は既に聞いていて、「ああ、これか」と思った位なんでしょう。

 でも、現代人にとっては、怖いですよ。

 今、富士山でなくても、夜に噴火の火が見える山って、桜島位しか思いつかないですからね。

 

 調べたら、地質的にはまだまだ若い火山なんだそうです。

 10万年前~1万年位前まで、また1万年前~2千年前位で区分されているようです。

失われた30年  GDPの推移  日経平均の推移  物価の推移  デフレ  平均所得 
 所得の中央値  所得の最頻値  平均年収の推移  各国の時給の推移  各国の購買力平価 
 安い日本  非正規雇用  構造改革  民営化  グローバリズム  MMT  リフレ派 
 積極財政  新自由主義  人口減少  レジ袋有料化  少子化  非婚化  結婚できない  
 非正規雇用  出生数の推移  国連人口統計  出生率予測  フランスの出生率  
 移民政策  介護人材  外国人労働者  大東亜戦争  自衛隊  高崎市役所  生活保護  
 不正受給  神川町役場  社会福祉課  福祉課

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事