現在の立川駅の北側に、かつて占領軍の基地があって、日本政府はその周辺を公認娼婦地帯、赤線に指定した。
赤線で売春する日本人女性の多くは、東北などの貧困家庭の出身が多かったという。
米兵は日本人娼婦、パンパンを「黄色い便器」と呼んでいた。
米兵も若い男性が多かったので、精液の処理の道具の穴が必要だったということだ。
彼らは、恋愛とかはもっぱら白人女性が対象であって、日本人の慰安婦、黄色い便器は、さげすみの対象であり、無礼なことをしてもいい、何をしても許される存在だった。
パンパンの売春婦にとっては、占領軍のくれるお金さえもらえれば、自分が馬鹿にされようと、肉便器として扱われようと、仕方がないことだった。
彼女らは取り敢えず生きることだけが望みだった。
その為に、占領軍に馬鹿にされ、レイプ同然の扱いを受けても、お金さえもらえれば良かった。
今の日本人が、彼女らを責めることは出来ないし、権利もない。
彼女らを責めることは、彼女らの生存権を認めない、ということだからだ。