税制のグラフを見ると、1990年では主な財源は法人税と所得税だった。
それが2020年では付加価値税(消費税)が最大ボリュームになって、所得税も減っている。
また目を引くのが法人税が半分以下になっている。
付加価値税が増えると言うことは、逆進性の観点から、貧富の格差が大きくなることを意味している。
また、GDPに関して言えば、大ボリュームの大衆の可処分所得が実質的に減ることから、富裕層の消費を頼みにしなければならなくなる。
1990年頃だったら、車は3ナンバーに乗ると税金が高く、5ナンバーは税金が安かった。
それが今は3ナンバーと5ナンバーは同じ位の税金になっている。
所得税に関して言うと、この30年で最高税率が引き下げられ、高所得者を優遇する税制に変更された。
また、法人税は半分になっているのは、改めてびっくりする。
ある程度は企業にも税金は払ってもらわないと、結局付加価値税で補填せざるを得ない。
また、私の個人的考えでは、食料安全保障や、自国産業の保護の観点を考えると、ある程度の関税を掛けて、日本を守ることも必要だと考えます。
自国産業が弱いなら、関税を掛けて保護するの独立国なら当然のことです。
恐慌や、紛争、買い負け、シーレーンの破綻があっても大丈夫な国づくりをしていかないと。