サイトアイコン Julious_Akisue ( あきすえ ) のブログ 1.0

TBS- - -福祉政策と労働政策を混同 

 投稿者:ジュリア  投稿日:2007年11月12日(月)06時19分47秒編集済  私が言いたいのは、安易に最低賃金と生活保護をリンクさせれば、「生活保護が高すぎるから、生活保護を最低賃金なみに引き下げれば整合性がとれる」という議論が起きる危険性が高いから、リンクさせない方がよろしいでしょう、と言っています。
 私の主張は、「全ての人が、希望が持て、取り敢えず食うに困らない生活を送れる制度を」ということです。
 その根幹には、ある意味、原始共産主義的発想があります。(私は共産党は大嫌いで、民主党員です。)つまり、みんなで分け合って、優秀な人、沢山取った人は、取れない人に分けてあげて、みんなが幸福に、というある意味幼稚ですが、宗教的には正統的見解です。
 個別にいうと、厚生労働省が4人家族を基準にしているなら、それはそれでありだけど、さらに細分化し、単身世帯を分けて考える必要があると思うのです。基準は一つにしてはいけない、と思うのです。基準は、二つあっても、三つあってもいいと思うのです。また、そうでなければ、「みんなが食える」安定した社会は出来ないと思うのです。
 主婦が夫の補完的位置にある、というのは、大まかな現状認識であり、現状では、最低賃金が安くても「食っていける」ということであって、男女平等の観点からは、夫の家事負担と、家計は二人の独立した家計の共同体、という認識の普及と啓蒙が必要だと考えると共に、同一労働同一賃金の原則に照らして、徐々に所得のパイのシェアが必要になると考えます。
 つまり、現在、夫、400万円、妻100万円、合計500万円であるのを、夫、300万円、妻200万円という風に、労働の対価のシェアの配分の割合を変えていく必要があると思います。
 それが同一労働同一賃金だと思います。また、ついでに言いますと、同じ条件下で仕事をしていて、正社員年収700万円、準社員250万円という現在のあり方も、正社員550万円、準社員400万円に変えていくことも、同じことだと思っています。
 手取り18万円だと、ボーナスなしで計算して、年収約200万円程度で、大変失礼な言い方ですが、母子家庭並みのかなり厳しい水準と、国内的には位置づけざるをえないと思います。
 通常、単身世帯なら、年収500万円程度はもらえるはずなので、平均の半分以下ということになり、大変失礼ですが、Kさんは、かなりの低所得層に分類されてしまうと認識しております。
 ただ、生活保護単身世帯では、年収130万円ですから、約70万円の差があり、70万円の差は大きいと思います。
 もちろん働いているのだから、単身世帯で、200万円というのは、ゆゆしき現状ではないかと存じます。
 僭越ながら申し上げますと、異常な低水準で働かされているというべきではないでしょうか?

 私は年収130万円で、栄養失調などになり、糖尿病にもなり、国費で医療費を出してもらっています。それなら、初めからせめて食費位は充分給付した方が、税金の出費としては少なくなる勘定ですから、私は生活保護費は、若干上げた方が、国レベルでの生活保護費は削減出来ると考えています。もちろん、生活保護費の増加は、先に申し上げました賃金のパイの分配の公正化をすれば、余計に生活保護者の自立につながり、国レベルの生活保護費の支出は削減されると考えています。
 ですから、私の結論としては、最低賃金の算定にしても、四人家族とか、一律に考えるのではなく、単身世帯などに分類して考える必要があり、それに基づいて、単身世帯では最低でも350万円は確保できるようにしないといけないと思うのです。
 また、生活保護費に関しても、何らかの障害を抱えてる人と老人世帯が大半なのですが、障害を直すのに充分な給付をして、最終的には自立して、生活保護から脱却して、単身世帯なら、年収350万円程度は自力で稼げるようにしなければなりませんし、生活保護世帯でもどうしても自立できない障害者については、自立は諦めて、たとえばヘルパーを派遣してもらえるようにしたり、共同作業所に通えるようにしたりする必要があると思うのです。
 つまり、生活保護費がその地域で、自立希望の人と、作業所へ通いたい人と、自宅から出られない人と、同じ金額というのがおかしいのです。
 生活保護の受給者にも、何パターンかに分かれている訳ですから、給付も何パターンかに分けるのが当然だと思うのです。
 そうなれば、一律に生活保護費と最低賃金とを比較、リンクさせることは意味がなくなるのです。
 平均値を取るということもあるでしょうが、それは実態に合わせて変動するものなので、無意味です。
 ですから、生活保護費と最低賃金をリンクさせるのは無意味なのです。
 生活保護費も一定ではないし、最低賃金も四人家族と単身世帯では違うのが当然だと思うのです。
 私の究極の目標は、誰もが希望を持って、食うに困らぬ収入を得られることが大事だということなのです。
 だから、使い切れない位稼ぐ人は、税制の制度改革によって、働くことが出来ない人、働いているけど不当に低賃金で働かされている人に再分配して、みながそこそこ、食っていける社会にしたいということなのです。
 その観点からは、先ほどから述べていますとおり、一律に生活保護費が一定であること自体が間違いだし、最低賃金が家族構成によっても変わらないこともおかしいことで、単純にリンクさせて考えることは、粗すぎなやり方だと思うということです。

http://tbs954.jp/ac/
モバイルバージョンを終了