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日米経済の癒着と危機  

投稿者:ジュリア  投稿日:2007年 6月 5日(火)01時40分47秒 <日米経済を俯瞰するに、米国は双子の赤字、特に日本並みの財政赤字を背負っている。それでも尚、米国経済が繁栄しているのは、主に日本から借金をしているから経済が安定し、米国経済は安定しているのだ。
 もはや、日米経済はジャンマネーが米国の国債や、銀行預金がドル建てで行われおり、不可分の状況を呈している。
 もし、米国経済が崩壊すれば、日本の企業が米国に持っている巨大なドル建ての債権などは、紙くずになってしまう。
 だから、日本は日本企業を守る為に、危機が訪れる度にドル安マジックを使って米国の債務を帳消しにしてきた。

 今現在も、米国経済はジャパンマネーでかろうじて繁栄している。その穴埋めを日銀の介入などで、米国経済を支えている。しかし、そのでどころは、日本人の税金である。「日本は米国のキャッスディスペンサー」と言われる所以はここにある。
 日本経済と日本企業は、アメリカ経済に過剰に投資しているので、日本に被害が及ばない為にはアメリカ経済を何としても守らなければならない宿命にあるのだ。その為に、日本が借金をしても、日本社会が貧困が原因で不安定になっても、日本はアメリカ経済に円ドルレートを通じて、アメリカに莫大な資金援助を続けている。
 今の日本経済の1%成長という、超低水準の好景気も、米国経済への事実上の隷属と為替を通じた特殊資金援助によって、この様な低水準の景気状態が続いていると言えるだろう。
 この様なアメリカへの貢ぐ君的行為は、当分行われるだろうが、いずれは日本が米国を支えきれなくなる日が来るだろう。
 その時は双子の赤字によって、アメリカ経済は壊滅的打撃を受け、アメリカに米ドルで資金投下している日本経済も崩壊するだろう。

 しかし、皮肉にも北朝鮮などの、機軸通貨をユーロ建てで決済している国は、比較的軽微な損害で済むことが予測できる。

 最後に、個人投資家諸君への忠告をしておこう。日本の米国支援は、永久には続かない。日本が米国を支援しきれなくなった時のことを心配するなら、ユーロ建ての資金運用をジュリアはお勧めする。紙くずになって泣かないためにね。      >

http://www.bund.org/opinion/1136-3.htm

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/011211.htm

http://www.bund.org/editorial/20040225-1.htmhttp://www.bund.org/opinion/1136-3.htm
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