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飢え死にしたけど私はこれまでの取り組みが不十分だったとは思っていない  

投稿者:ジュリア  投稿日:2020年 2月 6日(木)23時39分1秒  お金もなく、電気ガス停めれられ、飢え死に。兄妹。
 市としては、これまでの取り組みが不十分だったとは思っていない。
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 去年12月、東京 江東区の集合住宅で72歳と66歳の兄弟が痩せ細った状態で死亡しているのが見つかりました。電気やガスが止められ食べ物もほとんどなく、困窮した末に死亡したとみられています。
 発見された遺体 体重は30キロ台と20キロ台
 去年12月24日のクリスマスイブ、江東区北砂の集合住宅で異臭がすることなどから通報があり、駆けつけた警察官が、男性2人の遺体を見つけました。

その後の関係者への取材によりますと、亡くなったのはこの部屋に住む72歳と66歳の兄弟で、いずれも痩せ細っていて低栄養と低体温の状態で死亡したとみられています。体重は兄は30キロ台、弟は20キロ台しかありませんでした。
  料金の滞納で電気やガスが止められていて、電気が通っていない冷蔵庫に入っていたのは里芋だけでした。水道も5か月前の去年7月から料金を滞納し、止められる直前でした。

 兄弟は台東区の生まれで、およそ20年前から江東区のこの部屋で2人で暮らしていたということです。いずれも年金はありませんでした。
 弟はかつて運送会社に勤務していましたが、現在は無職。兄は警備会社に勤めていて、その給料が2人の唯一の収入だったとみられていますが、去年9月ごろから体調を崩して働けなくなっていました。

 この親族は「亡くなったことを知らせる警察からの電話で、初めて2人が困窮していたことを知った。遺影もなく、葬式もせずにそのまま火葬してもらった」と話していました。

 さらに江東区の福祉担当の部署も、先月にNHKから取材を受けるまで今回のケースそのものを把握しておらず、兄弟は福祉の支援を受けていませんでした。

 区によりますと、亡くなった2人から生活保護の申請や相談はなかったということです。

 江東区によりますと、区は75歳以上の高齢者のみの世帯を訪問する事業などを行っていました。ところが、72歳と66歳だった兄弟は対象にはなりませんでした。
 また、5年前には東京都水道局と協定を結び、料金滞納が続き生活に困窮している様子がうかがえる場合などは、水道局から区に情報を提供してもらうことになっていました。

 江東区長寿応援課の加藤章子課長は今回の兄弟のケースについて、「あらゆる取り組みをしてきたがそれでも把握できなかったもので、これまでの取り組みが不十分だったとは思っていない」と話しています。
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