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米国追従絶てぬ日本メディア- - -ミャンマー  

投稿者:ジュリア  投稿日:2006年 5月28日(日)18時31分48秒 <日本メディアの米英メディア追従にはうんざりだ。日本メディアは、ミャンマーの実態を客観的、多角的に分析しする努力が必要だ。
 まず第一に、米英によるミャンマー政府への経済制裁に日本メディアは触れてない。この欧米の経済封鎖がどの様な影響を与えているか考えるべきだ。まず直接的に国民所得の低いミャンマー人とミャンマーの組織体制へ直接作用し、他のASEAN諸国と比べても、ミャンマー国民を貧しさと、衰弱に追い込んでいる。日本メディアはまず先にこの欧米の経済制裁がどの様な結果を招いているかについて言及するべきではないか??
 第二に、日本メディアはASEAN全体がスーチー擁護派であるかのように書いているが、実際には、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどでは、現在のミャンマー政府を擁護する意見が多い点にも着目するべきだ。
 第三に、スーチー氏と現政府とは、武力闘争も無く、拷問も、処刑も無く、今回も政府関係者が直接面会し、伝える、という非常に穏健なやり方で、スーチー氏を処遇している点に注目するべきだ。米国なら、政府施設に監禁、処刑となるところだろう。これがミャンマー仏教国流の反政府勢力への対応のしかただということを知るべきだ。
 第四に、スーチー氏の存在が、かえって野党と政府側の歩み寄りを難しくしている点にも注目するべきだ。なぜなら、スーチーは、イギリス留学を経て、キリスト教文化に傾倒している、米英人が大好きな人間である。しかるにミャンマーの一般大衆は旧宗主国のイギリスが大嫌いで、仏教徒だ。だからミャンマーの一般人からの支持が得にくくなっている。だから、野党側は、現地では、一般大衆に冷たい目で見られているスーチー氏をはずして、純粋ヤンゴン大学系、仏教系の指導者をリーダーに据えて、大衆の支持を受けられる形で現政府と「新しい憲法と新しい政府作り」について話し合った方が賢明なのではないだろうか??そうなれば、野党側は親英米派看板のスーチーを失い、英米の支持を失うが、結果として大衆の政治への関心を高め、野党側と現政府による話し合いは、漸次良好なものとなり、やがて現政権の公約でもある、野党も参加した新しい政府が誕生するだろう。
 だから、日本メディアが英米系のスーチー氏を擁護することは、野党側の強気な態度を誘致し、現政府との歩み寄りを困難なものにし、結局は米英の親英米政権作りに加担するのみであって、最大の被害者であるミャンマーの一般大衆には一文の得にもならないことをしるべきだろう。
 日本メディアにはもう少し、日本人としての主体性の確立と、親身になった真のミャンマー大衆の幸福という視点に立てる、メディア人としての勉強と知識の習得を期待する。>


 スー・チーさん軟禁1年延長、批判広がる

 ミャンマーの民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チーさんに対する自宅軟禁が1年延長され、国際社会からの批判が広がっています。
 ヤンゴン市内にあるスー・チーさんの自宅前では、有刺鉄線で道路が封鎖されるなど支持者の集会を警戒する動きが続いていましたが、26日夜に政権側の職員が自宅を訪問し、自宅軟禁の1年延長を本人に直接伝えたということです。
 これを受けて、最大野党、NLD=国民民主連盟は「政権が掲げる和解とは逆行しており、非常に失望した」と政権側を批判。マレーシアやアメリカ政府も今回の措置を非難しており、今後、国連を含め国際社会からの政権批判が強まるのは必至とみられています。
(28日02:01)

[28日13時47分更新]  海外ニュース(JNN)一覧
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