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格差の意味を履き違えるな!!  

投稿者:ジュリア  投稿日:2006年10月 4日(水)01時37分10秒 <今回の調査は、同じ企業の中で、成果と能力という根拠に立脚した、ある意味、「正当な格差」だ。今まで、年功序列型賃金体系が、実績の伴わない無能な高齢社員に高級を払って来て、その結果が定年制を産み、高齢社員の肩たたきを助長してきた。だから、本来的、生命体としての企業のあるべき姿は、基本的には、熟練と共に給与が上がり、中年で役職が無ければそこがその会社での賃金のピークであり、そこからは、賃金の上昇を止める、ということだ。これは、その人が会社に長く勤める礎になる。だから、その後、同一企業内で、昇進組と、昇進しない組の格差は、能力に立脚した所得格差であり、ある意味正当性を持った格差なのだ!!
 大手マスメディアで、本来的正当な、能力格差に立脚した格差と、「無能な正社員に高級を払い、優秀でコマネズミの様に良く働く非正社員(契約社員、準社員、フルタイムパート社員)に低賃金でこき使う」という不当な格差を峻別出来ていないのは僭越ながら、驚きだ。
 要するに今、格差社会で問題になっているのは、無能で働くのが嫌いな社員でも、正社員なら給料が高く、どんなに優秀で、良く働く社員でも、その人がフルタイム非正社員なら、怠け者の無能正社員の1/3以下で、安価な労働力ととして使われる、という「不当な格差」なのである。要するに同一労働、同一賃金が実現されていないのが、不当であり、社会の歪みであり、悪しき「格差社会」なのだ。
 能力のある社員が高い給与を貰うのは当然のことであり、中年で役職なしの社員の賃金が昇給停止、もしくは下降するのは格差とは言わない!!>


<年収格差>同年代社員で平均1.84倍 日能協が企業調査

 日本能率協会が3日発表した企業経営に関する意識調査で、同年代の社員の年収額には平均1.84倍の格差があることが分かった。格差が2倍以上に上る企業も4割近くに達していた。能率協会は「成果主義や能力主義が浸透した結果」と分析しており、横並びが多かった企業の給与体系にも格差が定着しつつあるようだ。
 この調査は79年から毎夏実施されて、今年は対象7000社のうち842社が回答した。今回は格差社会をめぐる論議が活発になってきたことから、「年収格差」について初めて調査した。45歳の大卒総合職(役員を除く)では、最高年収額と最低年収額の格差が2倍以上ある企業が39.8%に上った。また今後についても、「さらに格差を拡大させる」とする企業は39.8%あったが、「縮小させる」企業はわずか1%だった。
                            (毎日新聞)
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