| 投稿者：ジュリア 投稿日：2005年 8月21日(日)15時17分5秒 |
| 【巨人０－１広島】逆風の中で桑田が結果を出した。５回３安打１失点。味方の援護がなく今季６敗目を喫したが、試合後の表情は満足げだった。「自分の思ったような投球ができた。（阿部）慎之助ともあうんの呼吸でできたし、本当に野球を楽しめた」 初回を打者３人で片づけると、４回まで１安打投球。直球の最速は１４１キロで、１００キロ強のカーブが生きた。前回登板の１４日の阪神戦では１／３回を５失点、わずか２７球で危険球で退場した。限界説がささやかれる中での崖っ縁のマウンド。５回に１点を失ったが、その後の２死満塁をしのいで役目を終えた。 「いい投球だった。本当は６回ぐらいまでと思っていたけど、いいところで終わって次のチャンスって方がいい形だと思ってね」と堀内監督。阿波野投手コーチも今後の先発起用を約束した。チームは若返り策を断行。桑田も追い詰められた立場にいるが、同じエース番号１８を背負った堀内監督は、その系譜を大事にしたいとの思いが強いという。だからこそ「桑田に勝たせたいのよ、本当に」と声を大にした。 「長いことやってるといいことも悪いこともある。ベストを尽くすのが僕の仕事。またあしたから練習です」。土壇場で踏ん張った桑田は、穏やかな顔でそう言った。次回登板は２６日からの甲子園での阪神３連戦。かつてＰＬ学園時代に全国をわかせた大舞台で、真価を問われるマウンドが待っている。  |
