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ガザ攻撃で子供8人死亡 アッバス議長がイスラエル非難  

投稿者:ジュリア  投稿日:2005年 1月 5日(水)17時28分54秒 2005.01.05 Web posted at: 12:28 JST - CNN/AP/REUTERS
<圧倒的軍事力を頼みに貧しき人々を殺戮する豊かな人々>
エルサレム――ガザ地区北部のパレスチナ自治区ベイトラヒヤで4日、イスラエル軍戦車が砲弾を発射し、病院関係者によると通学途中の生徒をふくむ11歳~18歳のパレスチナ人8人が死亡した。9日のパレスチナ自治政府議長選で当選確実とされるパレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長は、攻撃について「シオニストの敵ども」とイスラエルを激しく非難した。
パレスチナ当局や病院筋によると、イスラエル軍戦車は畑の中から、通学中の子供の列に向かって砲撃した。
イスラエル軍はこの攻撃について、「迫撃砲の発射準備をしていたテロリストの集団を発見したため、抑止的に砲撃した」とコメントしている。
9日の自治政府議長選を目前に各地を遊説しているアッバス議長は、ガザ南部ハンユニス難民キャンプでの集会で子供たちへの砲撃に触れ、「シオニストの敵どもの砲弾に倒れた殉教者たちの魂に祈る」と述べた。ユダヤ人の国家建設運動を意味する「シオニズム」を信望する人、という意味の「シオニスト」は、イスラエルを敵視するパレスチナが蔑称として好んで使う表現で、アッバス議長が公の場でこの言葉を使うのは初めて。
イスラエルのオルメルト副首相は、アッバス議長のこの発言について、「全く耐え難いし、受け入れられない。今後の協力関係の土台とはなりえない」と逆に非難した。
ハンユニスでの集会後、アッバス議長は砲撃による負傷者を見舞うため、病院を訪れようとしたが、近くでパレスチナ武装派とイスラエル軍の交戦があったため、車から下りられずに終わった。
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