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パニック障害患者は、パニックを起こすか!?  

投稿者:ジュリア  投稿日:2005年 2月23日(水)08時21分4秒
 <改めて、世間での誤解を正し、正確な認知を願って>
 単調直入に言って、パニック障害患者は、パニックは起こしません!!!!この様な誤解を招くなら、「パニック障害」という名称事体を変更した方が、患者と、周辺にいる人の為になるのではないかと思います。
 私事ですが、私がパニック障害で、必死にもがいていた頃、傍にいた父は、「お前はどうみても普通だ!どこも悪くないように見えるんだがなぁ!」と不思議がっていました。また、会社退職前、パニック発作が連発していたころでも、重役、部長、その他同僚たちも、私が休暇依頼を出すことに、怪訝そうで、納得できない、「あいつ、サボってるんじゃないか?」といった具合で、こんなにMAXな状態でも、他人には普通の人間にしか見えないのです!!
 だから、「パニック障害患者はいつかパニックを起こして、気絶したり、物を投げたり、わめき散らしたりする」という誤った認識には、辟易します。私の知人の、病名のはっきりしない精神疾患患者、Aさんでさえ、パニック障害患者は、いつかパニックを起こして、物を投げたり、訳の解らない行動をとったりすると信じていたのです!!!
 「パニック障害」という名称が引き起こしている、事実誤認!!です。それなら妥当なもっとも妥当な表現はというと、正確に表すのは難しいのですが、強いて言えば、「不安神経症類類似、内的急性不安発作を伴う心療内科的症候群」とでも呼ぶのがもっとも妥当だと考えます。または、あえてパニック障害は、神経症ではありませんが、「不安神経症」の一種、と考えてもらえば、当たらずとも遠からず!なのです。
 パニック障害の特色は、前頭葉、理性は、きっちりと正確に作用しているので、どんなに辛くても取り乱すことはありません。理性の力です。また、それと正反対に、感情、海馬、視床下部付近には脳内物質の円滑な授受が妨げられ、不安感が募ります。不安感といっても、発症後、1、2ヶ月間に起こる不安感は、強烈で、死に至る、死んでしまう!とい位強烈なもので、通常、発汗、動悸、時として過喚起を伴います。(しかし、他人には通常、見分けが付きません!!)自分が死にそうだという状況下では、恐ろしい恐怖感に襲われる訳です。しかし、脳内海馬付近以外の、大脳新皮質では、正常に稼動しているので、「どうするのが最善か、救急車を呼ぼうか、横になれば直るか、早退しようか」などと実に冷静に思考しているのです!!
 ですから、この情動の異変にも関わらず、理性的には周りに迷惑は掛けたくない、自分独力で直す方法は?、誰かに話しかけられれば、そんな切迫した状況下でも、相手に気遣いして、普通に応対してしまうのです!だから、他人には、この人がパニック障害だなんて、嘘だ!只、仕事をサボっているだけ!と受け取られ、仮病を使っている、病気のふりをしている!と言われるのです。そので周囲の人も、医師の診断書に「パニック障害」と明記されても、本人がパニック発作に襲われているときでも、「この人、いつかパニック起こして、とんでもないことされたら困るなぁ」などと考えており、実は、当の今、本人がパニック発作に襲われているとは、全く思ってないのです!!!なんというすれ違いでしょうか!
 とにかく、ここまでを総括すると、パニック障害患者は、理性が確りしているので、情動面で死にそうなくらいの不安と恐怖と戦っていても、相手に配慮したり、普通に会話をするので、外見上は「普通の人」としか思われない。2.パニック障害患者は、情動の病気なので、理性はしっかりしているので、いわゆる世間で言う「パニック」は絶対に起こしません!!!!それは、患者の理性的部分が抑えているから、やつ当たり等は、絶対にしません!!常軌を逸した行動など、絶対にしません。理性はしっかりしているのです!情動が不安感でいっぱいになっても、理性が他人に配慮するので、他人には不安感は、わかりません!!だから、只の仮病、病気じゃないように見える!と医師の診断書を見せても言われるのです。
<どいようですが、パニック障害患者は絶対に「パニック」にはなりません!!!>編集済http://www.fuanclinic.com/
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