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「記者クラブの弊害」を放送大学、山口講師が力説!! 

 投稿者:ジュリア  投稿日:2005年11月 8日(火)11時58分19秒編集済 <放送大学、「メディアと政治」の中で、一番印象に残ったのは、山口講師が「記者クラブは、何十年も官庁に出入りすることが許された、特定のメディアであって、特権階級と言ってもいい。田中首相の逮捕に至った情報の発信源も、月刊誌のフリーのライターの記事に端を発したものであり、既得権益を持った記者クラブからではないのは、象徴的だった。」と述べている。関係者以外の読者の為に言えば、「記者クラブ」は省庁に出入りすることが特別に公に許可された、特権的メディア記者、特定のメディア会社の組織する利益共同体である。そして、日本のメディアが流す情報が一面的で、どこを切っても金太郎飴なのも、ここに由来する。メディア記者は、記者クラブに所属していれば、お金も使わず、取材活動もせずに、省庁の広報担当者から、排他的に値千金のネタがもらえ、毎日、顔をあわせ、仲良しになることによって、記者は排他的に打ち出の小槌をもらっていることもあり、その見返りとして、省庁のいやがることはわざと、恣意的に書かない、という現象が生じている。だから、記者クラブに所属しないで、フリーで活躍している記者がスクープをたまに出すことになるのだ。だから、低賃金のフリーの記者は、記者クラブ、巨大メディアとしては、野犬を飼い犬にするか、徹底的に無視し、差別するか、どちらかの対応を取らざるを得ない。

 記者クラブは、閉鎖的で特権的な組合であり、官僚、霞ヶ関と癒着しており、相互依存の関係でり、日本の政治意見の形成と、メディアの不健康に寄与していると、放送大学の山口二郎講師は、講義している。

 もう一つ、印象に残ったのは、政治家が支持を得るために、メディアを活用することが大事だと言ったことだ。イギリスの選挙では、10年前から、選挙では二人もしくは二部門の優秀なコーディネーターを雇うことが重要になっている、ということだった。一つは、メディアに映る政治家のファッションや、しぐさについて、如何にして大衆の高感度を上げるかを担当する人間。そして、もう一つは10秒以内にどれだけ好印象で、インパクトのある言葉を語れるか、を指導する人間だ。
 それの成功例と失敗例として、成功例としては、細川首相、小泉首相を取り上げ、失敗例として、参議院選挙で税制問題であいまいさを印象付けた橋本首相を挙げた。

 今思えば、民主党、岡田元党首には、そういったメディア対策で、世間受けする衣装、ファッションアドバイザーをどれだけ真剣に探し、雇っていたのか??そして、10秒で語れるインパクトの強いキャッチコピーの作成を担当するコーディネイターを何人雇っていたか、その問題が岡田党首の責任だろう。選挙で勝利するためには、この二つの要素にどれだけお金と時間を投資するかが勝敗の分かれ目だった!岡田氏の敗因は、この世間受けするルックス、振る舞いのコーチを無視し、10秒でインパクトのキャッチコピーを連呼し、国民に訴えるコピーライターを雇っていなかったことが、今回の衆議院選挙の敗北の原因だと言えるのではないだろうか!?

 政策を実現するためには、議席が必要だ。そして議席を獲得するためにはメディアの活用が必須だ。そしてメディアの活用方法は、一つは国民に人気のでる服装、ふるまい、であり、もう一つは10秒で語れるキャッチコピーなのだ。分厚い政策論に目を通して投票を決める人間は1%もいないという厳しい現実を直視したものが勝利を手に入れるのだ!!>

下の写真、どこかのベートーベンみたいな人の狂信的な熱弁演説に似てませんか(^_^;?)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96
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